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オリバ通信

2025年06月07日 / 病気のあれこれ / 犬のよくある病気・疾患 / 循環器科

犬の拡張型心筋症の症状と原因、治療について|獣医師が解説

豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、湖西市のみなさんこんにちは。
愛知県豊橋市のオリバ犬猫病院です。
今回は、犬の「拡張型心筋症」の症状と原因、当院での治療について説明をさせていただきます。

🐶犬の心臓病「拡張型心筋症」ってどんな病気?

拡張型心筋症(DCM)は、主に中~大型犬で見られる心臓の病気です。心臓の筋肉が弱ってしまい、全身にうまく血液を送れなくなることで、さまざまな症状が現れます。



🔍こんな症状ありませんか?
   •    運動を嫌がる・疲れやすい
   •    呼吸が荒い・咳が増えた
   •    食欲が落ちた・体重が減ってきた
   •    失神することがある

これらは、心臓の機能が低下してきたサインかもしれません。



🧪どうやって診断するの?

診断には、心エコー検査(超音波)や心電図検査がとても重要です。特に症状が出ていない「無徴候期」でも異常が見つかることがあるため、早期発見がカギになります。



💊治療はできるの?

DCMは完治が難しい病気ですが、内服薬による管理で進行を遅らせ、生活の質(QOL)を維持することが可能です。

代表的な治療薬:
   •    強心薬(ジゴキシンなど)
   •    利尿薬(フロセミドなど)
   •    血管拡張薬(ACE阻害薬、ピモベンダン など)
   •    不整脈に対する薬

症状の重さや進行度に合わせて治療方針が決まります。



📉気になる予後(よご)について

残念ながら予後はあまり良くなく、
   •    1年生存率:17.5%
   •    2年生存率:7.5%
という報告もあります。

ただし、早期診断と適切な治療で寿命を延ばすことが可能とされています。ピモベンダンなどの薬の登場により、以前よりも管理しやすくなっています。



🐾さいごに

拡張型心筋症は見逃されやすい病気ですが、進行すると命に関わることもあります。定期的な健康診断と、気になる症状があれば早めの受診をおすすめします。




 

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