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オリバ通信

2022年09月28日 / 病気のあれこれ

猫の腎不全の症状と原因、治療について|獣医師が解説

豊橋市、豊川市、新城市、田原市、浜松市、湖西市のみなさんこんにちは。
愛知県豊橋市のオリバ犬猫病院の獣医師の佐久間です。
今回は、猫の腎不全の症状と原因、当院での治療について説明をさせていただきます。

*こんな症状ありませんか*
ごはんの食べが悪い
ごはんを食べても吐いてしまう
元気がない
便秘
水をよく飲み、おしっこをたくさんする、おしっこの色が薄い
おしっこが出ない
常に瞳孔が開いている(明るいところにいても、興奮していなくても)
目が痛そう、目を擦ろうとする

その症状、腎不全かも知れません

?腎不全とは?
腎不全とは、腎臓の機能が低下し、水の再吸収や老廃物の排出が出来なくなる病気です。
末期になると尿を作ることすらできなくなります。
腎不全には急性と慢性のものがあり、慢性腎不全は高齢のねこちゃんによくみられます。
また、慢性腎不全のねこちゃんは高血圧であることが多く、それに伴い緑内障も起こることがあります。


*腎不全の原因と対策*
急性腎不全の原因には、尿道閉塞や中毒があります。
尿道が閉塞し、おしっこが出なくなると、とっても危険です。急速に腎不全が進行していきますので、おしっこが出ない、出にくそう、血尿等があればすぐに病院に行きましょう。
ブドウやユリ科の植物を食べてしまうと中毒で腎不全になってしまいますので、食べないように気を付けましょう。
慢性腎不全の原因は明らかになっていません。徐々に進行し、嘔吐や食欲不振などの明らかな症状が出るころには、腎臓の細胞の大半が機能しない状態になっています。そのため、定期的な血液検査や尿検査で、早めに腎臓の異常に気付くことが大切です。

*治療*
腎臓は水分を必要とする臓器です。体の水分が不足していると、腎臓の細胞がダメージを受けやすい状態になります。
急性腎不全は、点滴で十分な水分を腎臓に送りながら、原因の治療を行います。
慢性腎不全は治る病気ではありませんが、まだ生きている腎臓の細胞を薬と点滴でケアしていくことで症状の改善、延命が見込めます。

*最後に*
慢性腎不全は高齢のねこちゃんに多くみられます。
末期で発見されると治療が困難なこともありますが、早期に発見できれば打つ手がある病気です。
定期的に健康診断を受け、少しでも様子に変化があれば病院に行くようにしましょう。


慢性腎不全について、詳しく解説している記事もありますので、こちらも併せてご覧ください。





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