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オリバ通信

2022年07月31日 / 病気のあれこれ / 犬のよくある病気・疾患 / 皮膚科

犬の脂漏症の症状と原因、治療法について|獣医師が解説

豊橋市、豊川市、新城市、田原市、浜松市、湖西市のみなさんこんにちは。
愛知県豊橋市のオリバ犬猫病院の獣医師の佐久間です。
今回は、犬の脂漏症の症状と原因、当院での治療について説明をさせていただきます。

*こんな症状ありませんか*
シャンプーしてもすぐに体がべたべたする
体が痒そう
独特な体臭がある
フケが出る
毛が抜けている部分がある
皮膚が黒くなっている

それ、脂漏症かもしれません!

?脂漏症とは?
わんちゃんの皮膚には人と同じく脂を出す分泌腺があり、そこから過剰に脂が分泌される状態を脂漏症と言います。
脂漏症にも元々の体質によるものと、皮膚の乾燥状態に続くものがあります。
シーズーやアメリカン・コッカー・スパニエル等は遺伝的に脂漏症になる可能性が比較的高い犬種です。
体質的には問題がなくても、乾燥状態が続くことによって脂の分泌が増えてしまうことで脂漏症となってしまうこともあります。

*豊橋市のオリバ犬猫病院の脂漏症の治療*
脂漏症の治療は、脂の分泌を増やさない・菌を増殖させない・痒みを抑えることがポイントになります。
脂の分泌が多いと、わんちゃんの皮膚に存在する常在菌(細菌・真菌)が増殖しやすくなり、皮膚にダメージを与えてしまいます。
菌が増殖して皮膚に感染している場合は抗生剤を飲んで菌の増殖を抑えます。また、痒みがある場合はかゆみ止めも一緒に使用して治療していきます。
脂漏症では皮膚のターンオーバーが異常に早くなり、バリア機能も壊れているため、菌の増殖が抑えられても痒みがおさまらないこともあります。
皮膚の状態が良くなるまで時間はかかりますが、根気よくシャンプーと保湿を行い、ターンオーバー・バリア機能を正常に近づけていきます。

*脂漏症の予防*
定期的にシャンプーをして脂と菌をしっかり落としてあげることが大切です。
脂漏症の子向けの、脂をしっかり落とすシャンプーがあるので、それを使うとより効果的です。
そしてシャンプー後の乾燥対策で保湿も必ずしてあげましょう。
当院では週1回のシャンプーを推奨していますが、わんちゃんの皮膚の状態をみて、さらに増やす必要があると判断する場合もあります。

*シャンプーする際に気をつけること*
乾燥・痒みを悪化させてしまうので、絶対にお湯を使わない、ドライヤーの温風を使わない、を徹底してください。
また、根元まで乾かしきって終了してください。根元が濡れたままだと蒸れて菌が繁殖しやすくなります。
毛の長いわんちゃん・毛の多いわんちゃんは大変ですが、わんちゃんの皮膚の健康のため頑張ってシャンプー・ドライヤーしてあげましょう。

*最後に*
痒そうな様子がみられたら、早めに治療を開始して皮膚へのダメージを最小限にしましょう。
掻いたり擦ったりすると傷にもなってしまいます。
皮膚炎が慢性化すると色素沈着で皮膚が黒っぽくなってしまったり、毛が抜けて生えてこなくなってしまいます。
また、ずっと痒い状態が続くと人でもすごくストレスを感じますよね。わんちゃんにとっても痒みはとてもつらい状態です。
適切な治療をして痒みから解放してあげましょう。



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