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オリバ通信

2022年07月22日 / 病気のあれこれ / 犬のよくある病気・疾患 / 消化器科

犬の腸閉塞の症状と原因、治療について|獣医師が解説




豊橋市、豊川市、新城市、田原市、浜松市、湖西市のみなさんこんにちは。
愛知県豊橋市のオリバ犬猫病院の獣医師中野です。
今回は、犬の腸閉塞の症状と原因、当院での治療について説明をさせていただきます。

<こんなお悩みありませんか?>
  • 食べたご飯を頻繁に吐く
  • 食欲がない
  • お腹が痛そう
  • 便がでない
このような場合『腸閉塞(イレウス)』の可能性があります。

<腸閉塞(イレウス)とは>
腸が完全に塞がれている状態あるいは腸の内容物が深刻な通過障害を起こしている状態です。

閉塞の状態には2パターンあり、腸の中が塞がっている機械的閉塞と、腸が正常な動きをできなくなる機能的閉塞があります。
腸閉塞が重度の場合、腸に穴が開き腹腔内に腸内要物が流れ出ることで腹膜炎となったり、詰まっている部分の腸が壊死してしまいます。

<腸閉塞が起こる原因>
機械的閉塞
・異物(おもちゃ、果物の種など)
・腸捻転、腸重積、腸ヘルニア
・重度の便秘
・腹腔内腫瘍(腸腺癌など)


機能的閉塞
神経麻痺

<腸閉塞を適切に治療するためのポイント>
・血液検査:炎症の有無や肝臓の数値による健康状態の把握
・X線検査:X線に写る異物であれば判断できます
・X線造影検査:X線に写らない異物などが腸管内にある場合、造影剤が肛門の方まで流れないので判断できます
・超音波検査:X線に写らない異物や腫瘍、重積を確認することができます
・腸生検・病理組織学検査:腸を圧迫する塊があった場合、それが腫瘍なのか、腫瘍であった場合は悪性なのか良性なのか確認することができます
・試験的開腹:上記の検査で判断がつかない場合にわんちゃんの全身状態が良ければ、全身麻酔をかけながらお腹を開けて原因を探ります

<豊橋市のオリバ犬猫病院での腸閉塞の治療法>
腸閉塞を起こしたら検査結果に基づいて治療方針が変わります。異物が疑われる場合は手術で異物を取り出し、閉塞を解除してあげる必要があります。腸捻転、腸重積、腸ヘルニアも同様にその状態を解除してあげる必要があります。その後入院をしていただいてしっかりご飯を食べて便がでれば退院できます。
腫瘍が疑われる場合は手術にて病変部から採材して外部検査に出し、その結果によって今後の治療方針を検討します。



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