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オリバ通信

2025年07月25日 / 病気のあれこれ / 猫のよくある病気・疾患 / 整形外科

【スコ座り=病気のサイン?】スコティッシュフォールドに潜む「骨軟骨異形成症」とは

豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、湖西市のみなさんこんにちは。
愛知県豊橋市のオリバ犬猫病院です。
今回は、猫の特にスコティッシュフォールドの
「骨軟骨異形成症の症状と原因、当院での治療について説明をさせていただきます。

こんにちは、オリバ犬猫病院です。
 
今日のテーマは、スコティッシュフォールドに特有の遺伝病「骨軟骨異形成症(こつなんこついけいせいしょう)」についてです。
 
「スコ座りって可愛いよね!」
「うちの子、あまり動かないけど、おっとりしてるだけだと思ってた」
 
そんな飼い主さんにこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。
 
 
■ 「スコ座り」はただの癖ではありません
 
スコティッシュフォールドといえば、まるで人間のように座る「スコ座り」が有名ですよね。
 
でも実はその座り方、「関節が痛くて普通に座れない」というサインの可能性があるんです。
 
特にスコティッシュフォールドは、耳が折れている子(折れ耳)ほど発症リスクが高いことがわかっています。これは見た目の可愛さと引き換えに、「骨や軟骨の異常」が遺伝的に起きやすい体質だからです。
 
 
■ 1歳未満でも発症します
 
この病気は高齢になってから出るわけではなく、子猫のうちから症状が始まることも少なくありません。
なかには生後半年〜1歳未満ですでに骨の変形や痛みが始まっているケースもあります。
 
「うちの子、あまり動かないなあ…」「寝てばかりで、のんびり屋さんなのかな」
 
と思っていたら、実は痛くて動けないだけだったということもあるのです。
 
 
■ 痛みで歩けない・関節が変形することも
 
進行すると、以下のような症状が見られることがあります:
• 足先や足首の関節が腫れている
• 歩き方がおかしい(引きずる、スキップする)
• 抱っこを嫌がる、触られるのを嫌がる
• 寝てばかりいる
• 「スコ座り」が頻繁に見られる
• 爪とぎをあまりしない、爪が肉球に刺さった事がある

これは単なる性格や癖ではなく、関節に負担がかかって痛みが出ている状態かもしれません。
 
レントゲン検査をしてみると、関節が腫れていたり、骨が異常な形に変形していたりすることもあります。
 
 
■ 治療は早ければ早いほどいい
 
この病気は残念ながら「完治」は難しいものの、早期に気づいてあげれば痛みを和らげたり、生活の質(QOL)を保ったまま過ごすことができます。
 
ステロイド、鎮痛剤、サプリメント、物理療法、必要に応じて放射線治療などを組み合わせて行います。
 
そして一番大切なのは、「これは病気かもしれない」と気づいてあげること。
 
■ まとめ:可愛いの裏に、苦しさがあるかも
 
スコティッシュフォールドの“スコ座り”は、見た目には可愛いポーズかもしれません。
 
でもその裏には、「痛み」が隠れていることがあるということを知ってください。
 
「なんとなく元気がない気がする」
「最近、動かなくなった気がする」
「抱っこすると嫌がる」
 
そんなときは、「ただの性格」ではなく体の痛みのサインかもしれません。
 
大切な家族の異変に気づいたときは、どうか迷わずご相談ください。
私たちがしっかりサポートいたします。

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