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オリバ通信

2023年06月29日 / 病気のあれこれ

犬の血小板減少症の症状と原因、治療について|獣医師が解説


豊橋市、豊川市、新城市、田原市、浜松市、湖西市のみなさんこんにちは。
愛知県豊橋市のオリバ犬猫病院の獣医師の辻元です。
今回は、犬の血小板減少の症状と原因、当院での治療について説明をさせていただきます。

<血小板とは?>

血小板とは血を固める役割をしている血液成分です。

怪我をした時血が止まるのも血小板があるからです。

血小板減少症はその血小板が何かしらの原因で少なくなる疾患です。

血小板が少なくなってしまったら出血した際に血が止まりにくくなり命にかかわる危険性があります。


<症状>

特徴的な症状は点状出血といわれる内出血がお腹、脇、股の皮膚等に見られます。(皮膚の薄い場所)

 

その他に、嘔吐、食欲不振、紫斑(あざ)、血尿、血便、怪我をして出血がなかなか止まらないなど。

 

<原因>

・血小板を作っている骨髄に異常がある

・免疫機構に異常が起き自らの免疫で血小板を攻撃する(自己免疫性)

・古くなった血小板を破壊する作用を持つ脾臓に異常がある場合必要以上に壊してしまう

・ウイルスや細菌などの感染症により血小板を破壊されてしまう

・腫瘍により破壊されてしまう

・薬剤により破壊されてしまう

・DIC (播種性血管内凝固)=血を固める仕組み、サラサラにする仕組みのバランスが崩れた状態   
 
など原因は様々あります。

 

<検査>

血液検査をし血小板の数を測定します。

正常値(20〜50万/μl)より血小板(PLT)が低ければ臨床症状と合わせて血小板減少症が疑われます。 

また、顕微鏡を使い血小板の有無を調べます。

その他に超音波検査、レントゲン検査を行い身体のどこかに異常があるのか、または異常がないのか(自己免疫性)を検査します。

 

 

<治療>
基礎疾患が原因で血小板減少症が引き起こされてる場合は基礎疾患の治療をします。

自己免疫性の血小板減少症では対症療法としてステロイドを中心とした免疫抑制薬剤を使用します。

ステロイドを長期投与すると副作用(肝肥大、易感染、多飲多尿等)が出ますので徐々に減らしていけるように副作用が出にくい免疫抑制薬へと移行していきます。

また安静にする事も大切になります。

症状が落ちつき、血小板の数値が正常に戻っても内服を辞めてしまうと再発する恐れがあるので毎日の投薬が必要です。


 
血小板減少症は命に関わる疾患で、早期発見、早期治療が必要となります。
わんちゃんの皮膚は毛でなかなか見えにくい部分ではありますが良く触り良く観察してあげましょう。



 

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