暖い日が増えフィラリア予防シーズンになりました。
愛知県では5月〜12月(8ヶ月間)まで蚊が飛んでいるのが観測されています。
☆蚊が飛んでいる時期=フィラリア予防が必要な時期 です。
当院ではいくつかのフィラリア予防薬、ノミダニ予防薬を取り扱っております。
<当院のフィラリア予防薬>
・ネクスガードスペクトラ
予防:フィラリア、ノミ、ダニ、お腹の虫
形状:ジャーキータイプ
効果:経口投与にて1カ月間
当院ではこちらの予防薬を食べているわんちゃんが一番多いです。
・シンパリカトリオ
予防:フィラリア、ノミ、ダニ、お腹の虫
形状:錠剤タイプ(ミートフレーバー)
効果:経口投与にて1カ月間
2022年1月から新発売の予防薬です。(以前取り扱っていましたクレデリオプラスを飲んでいた子にお勧めです)
・イベルメック
予防:フィラリア
形状:クッキータイプ
効果:経口投与にて1カ月間
※どの予防薬も投薬前に必ずわんちゃんがフィラリア症にかかっていないかの血液検査が必要です!
フィラリア症に感染している事を知らずに予防薬を飲ませた場合、アレルギー反応を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。
また、自己判断で投薬をやめるのも危険です。
投薬推奨期間の最後(※愛知県:蚊の最終観測12月5日)までしっかりと投薬しましょう!
※12/5が最終観測になる為、投薬日は毎月5日以降に設定しましょう。
12/1に予防薬を飲み、それ以降に蚊に刺されてしまうと予防できない為。
また、ノミダニ予防は1年間通しての予防をお勧めします!
今までは夏の暖かい時期のみでいいと言われていたノミダニ予防ですが、ノミは気温が13度以上あれば活動でき、お家の中は暖かい為繁殖することができます。
また、マダニは秋から冬にかけて、幼ダニや若ダニが活発になります。
なので1年通しての予防が大切になります。
そして、昨年7月愛知県で初めてマダニから感染するウイルスSFTS(重症熱性血小板減少症)の発生届が提出されました。
SFTS(重症熱性血小板減少症)は死亡例も出ている危険な感染症で、犬猫→人へも感染します。
できる限りの予防をしてあげましょう。
<当院のノミダニの予防>
・ネクスガード
予防:ノミ、ダニ
形状:ジャーキータイプ
効果:経口投与にて1カ月間
・シンパリカ
予防:ノミ、ダニ
形状:錠剤タイプ(ミートフレーバー)
効果:経口投与にて1カ月間
・マイフリーガード
予防:ノミ、ダニ
形状:スポットタイプ
効果:滴下投与にて1カ月間
身体に垂らすスポットタイプの予防薬。
滴下した後2.3日はシャンプーは控えて下さい。
・ブラベクト錠
予防:ノミ、ダニ
形状:ソフトチュアブルタイプ (ポークフレーバー)
効果:経口投与にて3カ月間
!!ねこちゃんもフィラリアに感染します!!
わんちゃんだけがかかる病気のように思われていますが、
実は“ねこちゃんの10頭に1頭はフィラリア症である’’事が近年わかってきました。
しかしわんちゃんと違いフィラリア検査をしても感染しているのかの判断が難しい為、症状が出た時には既に命の危険性がある可能性がある状態が多いです。
なのでねこちゃんはとにかく予防が大事となります!!
<ねこのフィラリア予防>
・ブロードライン
予防:フィラリア、ノミ、ダニ、お腹の虫
形状:スポットタイプ
効果:滴下投与にて1カ月間
滴下した後2.3日はシャンプーは控えて下さい。
それぞれのわんちゃん、ねこちゃんにあった予防薬を飼い主様と一緒に考えさせて頂きますので分からない事やお困りごとがありましたらお気軽にご相談下さい。