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オリバ通信

2022年09月26日 / 病気のあれこれ / 猫のよくある病気・疾患 / 内分泌科

猫の甲状腺機能亢進症の症状と原因、治療について|獣医師が解説

豊橋市、豊川市、新城市、田原市、浜松市、湖西市のみなさんこんにちは。
愛知県豊橋市のオリバ犬猫病院の獣医師の佐久間です。
今回は、猫の甲状腺機能亢進症の症状と原因、当院での治療について説明をさせていただきます。

*こんな症状ありませんか*
よく食べているのに痩せている
食べる量は変わらないのに痩せてきた
攻撃的になった
瞳孔がいつも開いている
心拍数が多い
水をたくさん飲み、尿がたくさん出る
嘔吐や下痢をする

その症状、甲状腺機能亢進症かも知れません

?甲状腺機能亢進症とは?
甲状腺は交感神経の活動に関わるホルモンを分泌します。
この機能が亢進すると、交感神経の活動が活発になり、代謝が上がったり、循環血液量が増えたりします。
これにより上記のような症状が出るようになります。
放置しておくと心臓や腎臓に負担がかかり、心不全や腎不全も併発する可能性があります。

*検査と治療*
血液中の甲状腺ホルモンの濃度を計測します。院内に測定の機械がありますので、すぐに結果が分かります。
甲状腺のホルモンを作らせないようにする飲み薬がありますので、飲み薬による治療をしていきます。
飲み薬による治療でコントロールできない場合、切除する手術を行う場合もあります。
治療を行うと循環血液量が正常化し、腎不全が見つかることも多いため、甲状腺ホルモンだけでなく腎臓の数値もモニタリングしていきます。

*最後に*
甲状腺機能亢進症は高齢のねこちゃんで多くみられる病気です。
残念ながら予防する方法はありませんが、早期発見・早期治療ができます。
当院の秋の健康診断キャンペーンにも甲状腺の機能をみる項目が入っていますので、
7歳以上のねこちゃんはこの機会に一度測定してみてはいかがでしょうか。

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