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オリバ通信

2021年11月25日 / スタッフブログ

犬の甲状腺機能低下症について

甲状腺は喉のあたりに位置し主に全身の代謝を担ったホルモンを出しています。

脳から出される指令に応じて血中を巡り全身へホルモンを放出しています。

甲状腺ホルモン:サイロキシン(T4)トリヨードサイロニン(T3)

 

甲状腺ホルモンの血中濃度が高くなりすぎる→ 甲状腺機能亢進症

             低くなりすぎる→ 甲状腺機能低下症 
                          と言います。

 

甲状腺機能亢進症は特に高齢ねこちゃんに多くわんちゃんは稀です。

 

 

甲状腺機能が低下すると代謝が悪くなります。

その為、食事量は変わっていないにも関わらず太る、

皮膚や毛に対してもターンオーバーがうまくいかず皮膚症状、脱毛、毛に艶がなくなる、気管虚脱(呼吸がガーガー言う)、元気がなくなる、疲れやすくなる、粘液水腫(皮膚の肥厚)など

年齢のせいかな?と思われがちな症状が見られます。

その為病気が原因だと気づかない飼い主さんも見受けられます。

 

 

甲状腺機能低下症のわんちゃんの写真です。

①肥満体型が見受けられます

 

②ラットテイル(尻尾の脱毛)

この皮膚症状は甲状腺機能低下症の典型的な皮膚の異常です。

ラットテイルは痒みを伴いませんが痒みを伴う皮膚症状で膿皮症があります。

何度も繰り返す膿皮症、長期に及ぶ膿皮症は基礎疾患に甲状腺機能低下症が隠れている事があります。

※膿皮症とは... 皮膚の細菌感染でおこる 痒み、脱毛、赤み、フケを引き起こす皮膚疾患。ほとんどが常在菌の黄色ブドウ球菌によるものです。

皮膚バリアのトラブル、免疫力の低下、アレルギー、ホルモン異常などにより起こります。

当院でも皮膚症状から甲状腺ホルモンの異常が発見される事が多いです。

 

 

③粘液水腫 悲劇的顔貌(Sad face)とも言われ「むくみ」が重症化したもので顔面、顎、目の上が腫れることにより悲しげな顔つきになります。

写真の子ではまぶたが重たい様に見られます。

 

これらの症状は必ずしも起こる症状ではなく個体差が生じます。

 

<原因>

ほとんどの場合、甲状腺自体が原因で起こります。

そのほかに脳の異常、甲状腺腫瘍などから起こります。

 

<検査方法>

ホルモン検査(血液検査)甲状腺ホルモンの数値を見ます。

院内で15分ほどの検査で結果が出ます。

 

<治療法>

甲状腺のホルモンが低下している為ホルモン補充療法を行います。

当院では レベンタ というホルモン剤を1日1回経口投与します。

治療を始めて1〜2ヶ月程で皮膚や毛の状態に変化が見られてきます。

 

先程のわんちゃんの経口投与1ヶ月後の尻尾の比較写真です。

毛が生えてきているのが分かります。

 

甲状腺機能低下症は治る病気ではない為、このお薬は生涯必要となります。

 

 

甲状腺の疾患は他の内臓疾患や整形疾患に比べ発見しにくいです。ご飯は一定なのに太ってきた、皮膚症状が長期間改善しないなど当てはまる症状があればいつでもご相談、ご来院ください。

 

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