・かかりつけ医で治療してるが一向に良くならない。
又は、難しくて手術ができないと言われた。
・もっと専門性の高い病院でしっかりと治療したい。
・大学病院まで行く事ができない。
など整形疾患でお困りの犬猫の飼い主様へ
2021年4月より毎月一回(不定期)、岐阜大学より整形外科の助教を招聘し専門外来を行います。
<専門外来獣医師プロフィール>
獣医師 岩田宗峻(専門:整形外科、軟部外科) (iwatavet.jp)
所属
東京医科歯科大学 医学部
分子生命医学講座 准教授
岩田宗峻 [獣医師 博士(獣医学)]
担当科
整形外科、神経外科・内科、軟部外科
<整形外科疾患対応リスト>
股関節外科
■おもな疾患:股関節脱臼、大腿骨頭壊死症、大腿骨頭の成長板骨折、変形性関節症など
■治療方法:非観血的整復(吊り包帯)、大腿骨頭切除術
膝関節外科
■おもな疾患:前十字靭帯断裂、膝蓋骨脱臼、脛骨粗面の成長板剥離骨折など
■治療方法:関節外制動術(ラテラルスーチャー法)、滑車溝形成術、関節包縫縮術、脛骨粗面転移術、縫工筋切離術、テンションバンドワイヤー法など
肩関節外科
■おもな疾患:肩関節脱臼、変形性関節症、上腕二頭筋腱炎など
■治療方法:非観血的整復(吊り包帯)、アンカースクリューを使用した安定化術、切除関節形成術、上腕二頭筋腱切除術など
前肢および後肢の外科
■おもな疾患:長管骨骨折、浅指屈筋腱脱臼、成長板早期閉鎖による成長障害など
■治療方法:プレート固定、手根関節固定術、関節包縫縮術、矯正骨切り術など
顎顔面の骨折
■おもな疾患:上顎骨骨折、下顎骨骨折、顎関節脱臼など
■治療方法:プレート固定、切除関節形成術など
整形外科領域の内科疾患
■おもな疾患:関節炎(非感染性、感染性など)、変形性関節症、骨形成不全症候群など
■治療方法:免疫抑制療法、抗炎症療法など(関節構造の破壊に伴い、生活の質が低下する場合は、関節固定術などの手術が適用されることがあります。)
※頭蓋骨骨折および脊椎骨折は、大学病院でのMRI検査や脊髄造影検査が必要です。
※肘関節外科および骨盤の骨折は、大学病院でのCT検査が必要です。
※大腿骨や脛骨の湾曲変形を伴う膝蓋骨脱臼は、大学病院でのCT検査が必要です。
<専門外来の注意点>
・完全予約制ですので事前に必ず病院に連絡してください。予約なしで当日来院されても診察は行えません。
・受診当日は朝ごはんと水を抜いた状態で来院してください。
・既往歴や現在服用中の薬があれば一緒にお持ちください。
<当日の流れ>
STEP1
まずはしっかりと問診と身体チェックを行います。既往歴と現状の把握をします。その上で必要な検査を提案させていただきます。大学病院での検査が必要と判断された場合は紹介となります。
STEP2
検査結果を踏まえて治療方法の提案をさせていただきます。経過観察、内科療法、外科療法と色々とありますが、しっかりと話し合い飼い主様の納得できる治療方法とワンちゃん・ネコちゃんにとって良い治療方法を一緒に探しましょう。納得や理解ができない事はとことん聞いてください!
STEP3
経過観察、内科療法となった場合は定期的な検査を行い進行度合いにあった対処を必要とします。
外科療法となった場合は手術を行い入院となります。入院中も面会は可能です。退院後も通院と安静期間が必要となります。
STEP4
安静期間も終わり定期健診でも問題がなければ思いっきり走らせてあげてください!