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オリバ通信

2021年01月04日 / 病気のあれこれ / 猫のよくある病気・疾患 / 泌尿器科

冬に多い猫の下部尿路疾患の症状と原因、治療法について|獣医師が解説

豊橋市、豊川市、新城市、田原市、浜松市、湖西市のみなさんこんにちは。
愛知県豊橋市オリバ犬猫病院です。
今回は、猫の下部尿路疾患の症状の原因、当院での治療について説明させていただきます。

<下部尿路疾患とは>
膀胱から尿道までの病気の事を言います。
下部尿路疾患はストレス、食事(フード)の質や飲水量が少なくなる事で膀胱炎、尿結石のリスクが高まります。確認が多い結石はストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)結石シュウ酸カルシウムと2種類あります。
結石の材料になるカルシウム、マグネシウムなどのミネラルの量を調節してないフード、ミネラルが多い煮干し等のおやつをあげている子は要注意です!

<尿路疾患の症状>

・血尿

・頻尿(何度もトイレに行く)

・何回もトイレに行くけど出ない

・尿がキラキラしている

・重度の場合、嘔吐、元気がない

 

これらの症状に気づいたら、
膀胱炎や尿結石の可能性が高く、手遅れになる前に適切な検査、治療を受ける必要があります。

 

<検査>

尿検査、血液検査、レントゲンなどで病気の原因をつきとめて、それに合った治療を行います。

 

<治療>

尿結石の種類によっては療法食、尿酸化剤などで溶けるものもあります。

また、尿検査で細菌感染が疑われる場合は抗菌薬の投与を平行して行います。

結石を除去した後も結石は形成されるため、半永久的に療法食でのコントロールが必要になります。療法食の種類は多くある為診察を行った上で療法食を選択します。

 

結石摘出手術

腎臓、尿管、膀胱、尿道のどこに結石があるか検査した上で外科的に手術で直接結石を摘出する方法です。

 

会陰尿道造婁術

何度も尿道に石が詰まり炎症を繰り返すことで尿道の先が閉鎖してしまったり、更に細い尿道になったりします。

そうなってしまうと内科での治療は改善が見込めません。

尿道が閉鎖すると、最悪命を落とすことがあります。

尿道を広げ、狭くなった尿道先を切除する方法の会陰尿道造婁術を行います。

 

<おしっこの病気の予防・対策>

①飲む水の量を増やす工夫をする

(水の食器を増やす、温度の違う水を置く、動く水の容器に変える)

②ウェットフードに変えてみる

(水が多く含まれているフード)

③おしっこの病気に配慮したフードに変える

(結石予防やナトリウムの量を調整しており水を飲む量を増やすよう工夫されているフードがあります)

 

独自の判断で対策をする前に、1度来院して検査などを行い現状の把握をしましょう

 

 

最近寒くなり夏に比べ飲む水の量が減り膀胱炎などおしっこの病気で来院するわんちゃん、ねこちゃんが増えています。

頻尿、血尿、頻繁に陰部を舐めるなど異変に気づいたら、様子を見ず1度病院へご来院下さい。

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