豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、浜松市、湖西市のみなさんこんにちは。
愛知県豊橋市のオリバ犬猫病院の院長辻元です。
今回は、犬のチェリーアイの症状や治療方法について説明をさせていただきます。
チェリーアイとは
目頭の内側にある第3の瞼(瞬膜)の腺組織が飛び出したことを言います。
片側もしくは両側の目頭に赤いものが飛び出しており、これがさくらんぼのように見えることでチェリーアイと呼ばれています。
どんな症状なの?
・片側または両側の目頭付近にさくらんぼの様なものが飛び出てる
・目を気にして前肢で擦ったり、引っかいたりする
・涙の量が多い
チェリーアイがあると…
腫れた瞼の刺激により、涙や目やにがでたり、違和感から眼をこすり、眼球を傷つけることがあるため、角膜や結膜に炎症を起こすことがあります。
治療方法
内科治療は点眼薬、内服薬の投与をしてチェリーアイの炎症を抑えます。投薬をしているのにもかかわらず再発する場合、もしくは治らない場合は外科手術で治療します。
当院では術後ドライアイの発症を避けるためチェリーアイを埋没させる方法で行います。
当院で外科手術で治療した患者の比較
Before


After


外傷などでチェリーアイになることもありますが、ビーグル、コッカー・スパニエル、ペキニーズ、ボストン・テリア、フレンチ・ブルドッグなどは先天的に起こりやすい犬種といわれています。
チェリーアイには治療方法はありますが、予防する方法がない為早期発見早期治療する事で目の病気(結膜炎など)の悪化を防げます。
目を気にしていて、片側または両側の目頭付近にさくらんぼの様なものが飛び出ているのに気づいたら1度当院へご来院下さい。