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オリバ通信

2020年03月11日 / 病気のあれこれ / 猫のよくある病気・疾患 / 循環器科 / 感染症

とても怖い猫のフィラリア症|獣医師が解説 愛知県豊橋市のオリバ犬猫病院


豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、浜松市、湖西市のみなさんこんにちは。
愛知県豊橋市のオリバ犬猫病院の院長辻元です。
今回は、猫のフィラリア症について説明をさせていただきます。

<猫のフィラリア症とは?>
フィラリア症に感染した犬猫を吸血した蚊に刺されることによって猫の体内に侵入します。成長した成虫は肺や心臓の血管に寄生し発症します。 猫は犬と比べて症状が乏しく、また血液で調べる抗原検査などでの診断が難しいため、発見が困難な病気です。 最近の調査報告では、フィラリアにかかっている猫は約10頭に1頭が感染していて、室内だけで生活している猫でも感染していることがわかっています。予防法が確立されているのでしっかりと予防をすることが重要になります。

<フィラリア症の症状>
• 咳         
•虚脱 • 呼吸困難      
•盲目
• 嘔吐        
•痙攣
• うつ状態      
•失神
• 疲労        
•心不全
• 元気消失      
•突然死など
フィラリアの成虫は肺動脈や心臓に規制するため血液循環障害を起こし、さまざまな症状が現れます。とても疲れやすくなり、階段を登るのを嫌がったり、興奮した時に乾いた咳をするようになります。また、肝臓の肥大、お腹に水が溜まったり、体が浮腫んだり肺の動脈が詰まる、さらに多数の成虫が寄生している場合、それらが心臓につながる大きな血管を塞いだり、血尿や貧血、呼吸困難などを起こす急性症状が現れて急死する場合もあります。猫が無症状のまま経過し、何の前触れもなく突然死んでしまった場合に疑わられる病気の1つになります。 猫のフィラリア症は稀に肺や心臓以外にも寄生することがあり、脳への侵入が犬より確率が高いと言われています。 猫は犬と違って、わずか1匹のフィラリアの寄生でもダメージがとても大きい為気がついたときには全身に影響が出ているケースが多いです。猫は心臓に寄生したフィラリア成虫を、独自の免疫作用によって殺す作用を持っています。その作用によって成虫が死んだ時に、それまで無症状で元気だった猫が突然死したり、肺の組織がダメージを受け続け、慢性的な呼吸器疾患になる事があります。さらに、犬のような症状はなく、寄生している成虫の数が少ない為、検査で発見できないことが多く、症状がまだでていなくて健康な状態で見つけることが難しい病気になります。

<治療法は>
現在フィラリア症の治療法は、直接フィラリア成虫を取り出す外科手術と、フィラリア成虫を殺す駆虫薬などがあります。フィラリア症が完治した後も肺や呼吸器の疾患が残る事が多くそれに対しての治療薬を飲む必要があります。猫の場合犬とは違い肺や心臓以外にも寄生する事があるため簡単な治療法ではありませんので、先生と相談の上治療を決めます。 予防法は? フィラリアの予防期間は最低限5〜12月になっていますが、抗原検査などでのフィラリア症に感染しているか見つけるのが困難なため1年間通しての予防を当院ではすすめています。 約10頭に1頭が感染しているフィラリア症ですが、完全予防をする事で約100%ねこちゃんを守る事ができます。 当院では。フィラリア、ノミ、マダニ、お腹の寄生虫を予防できる垂らすタイプの駆虫、予防薬を常備しております。ご気軽にご相談下さい。

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